僕の大事なギターケースの鍵が壊れた

カギはいろんなものに付いていますが、基本的には貴重品を守る目的で使われますよね。そういう意味で、僕が命の次に、いやある意味では命以上に大切にしているとも言えるギターのケースには、カギが付いているのが当然なのです。

レスポールをしまっているギブソンのギターケースには、アタッシュケースのような三桁のダイヤルロックが付いています。このダイヤルロックは初期状態での暗証番号が000に設定されていますので、当然自分の好みの番号に変更するわけです。
暗証番号の変更はとても簡単で、解錠状態で四角い解錠つまみを反対方向に押し込みます。そこで暗証番号を任意の番号に合わせて、四角いつまみを放せばそれでもう暗証番号が変更されているというわけです。誕生日でも電話番号でも好きな番号を設定できますが、三桁しかないのでバリエーションはそんなにありませんね。

さて実はこの「任意の暗証番号へ、比較的簡単に変更できる」というのがちょっとしたトラブルの元なのです。というのもギブソンのギターケースのダイヤルロックは、本人にその気がなくとも、ちょっとした衝撃を与えられることによって「ズレ」てしまうからなのです。また、簡単に暗証番号が変更できる分、方法を知っている人がイタズラしようと思えば、容易にそれが出来てしまうというのも問題点でしょう。

最初開かなくなったとき、僕は大事なギブソンのギターケースのカギが壊れてしまったのだと思いました、さっきまで解錠出来ていた番号では、錠前がピクリとも動かなくなってしまったからです。友達が「暗証番号が変わっているのではないか」と忠告してくれたおかげで、なんとかひとつずつダイヤルを根気よく合わせ、やっとの思いで解錠状態にできたから良かったのですが、もしもあのとき壊れていると思い込んだままだったなら、きっと大事なギターケースのカギを壊してでも、命よりも大切なレスポールを取り出していたことでしょう。